医療費控除について

先日、お客様より確定申告の医療費控除の件で、相談がありました。
「両親の医療費は、私が支払っていますが、ただ、世帯は、別です。医療費控除は私で受けることが出来ますか。」との事、です。

医療費控除の対象になるのは、「納税者が、自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために支払った医療費」です。
この「生計を一にする」とは、何か、今回は判例を確認してみました。
① 互いの居住空間を自由に往来可能であれば独立性は低い
② 玄関、台所及び風呂が共有であれば独立性は低い
③ 水道光熱費、電話代等が実費精算されていれば独立性は高い
④ 住民票、国民健康保険税が世帯主世帯者の関係であれば独立性は低い
などの、生活状況を個別に総合判断をする必要があります。

①、②に該当する場合は、「生計を一にする」という判断をすることになると思います。住民票の世帯が別というのは、この判例では、それだけで「生計を一にしていない」いうことにはならず、判断材料の一つでしかないようです。