マイクロバスの運転手と請負契約を締結したとき


【問】

学校法人がマイクロバスの運転手と請負契約を締結し1日2回運転させ、毎月報酬を支払うが給与所得となるか。なお、マイクロバスは学校の所有である。(保険料負担を軽減するため請負契約したいとのこと)

【答】

給与所得と事業所得の差異は、事業所得が「自己の危険と計算において独立して営まれ、営利性、有償性を有し、かつ、反復継続して遂行する意思と社会的地位とが客観的に認められる業務から生ずる所得」であるのに対し、給与所得は、「雇用契約又はこれに類する原因に基づき使用者の指揮命令に服して提供した労務の対価として使用者から受ける給付」である。特に、給与所得は、給与の支給者との関係において何らかの空間的、時間的な拘束を受け、継続的ないし断続的に労務又は役務の提供がありその対価として支給されるものであるかどうかが重要視されなければならない。これらを判断の基準として、総合的に判断しなければならないが、「事業」といい得るためには役務提供に係る成果成就の危険性や役務提供のための費用の自己負担という要素の存在が必要である。本件質疑においては、①1日2回の決められた時間にマイクロバスを運転しており、使用者の指揮命令に服していること、②マイクロバスは使用者の所有であること、③事故に伴う費用負担を学校法人が行っていると想定される等の状況から判断して、給与所得と認めるのが相当である。


【これは2006年資料に基づいて入力されています。詳しくはお問い合わせください。】